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映画「出来ごころ」
夏バテか、週末恒例の映画のハシゴはしていないし、仕事後にレイトショーに行く元気もでてこない。で、ビデオ鑑賞。

「出来ごころ」・・・1933年製作の小津安二郎のサイレント映画。出演:坂本武 飯田蝶子 伏見信子 大日方傳 青木富夫
東京の下町で息子と暮らす男やもめの中年男が、田舎出の若い女の世話をするうちに、片思いをしてしまうが、恋は実らず、むしろ女は別の若い仲間の男と結ばれるという話。

坂本武扮する主人公と息子との会話が、生き生きと活写されている。飯田蝶子が扮する女将のいる飯屋が下町情緒に溢れているほか、毎朝、主人公が郊外の工場へ通う場面で、野原にある巨大なガスタンクや石油タンクが同じパターンで繰り返し映し出されるのも小津らしい。
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| 2004年8月の映画 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画「東京の合唱<コーラス>」
1931年製作された小津安二郎のサイレント映画。妻と二人の幼い子供を抱えて失業し、途方に暮れる大学出の主人公(岡田時彦)の不運を哀感を込めて描いた作品。

主人公が勤める保険会社で、ある日、賞与が配られる。ひとりずつ社長室に呼ばれてボーナスが手渡されると、社員はめいめいトイレに隠れて封筒の中の札を数えだす。喜ぶものあれば、憤慨するものあり。中にはあわてて便器にお金を落とす社員もいる。主人公は、ボーナスを手にしてひと安心していると、年上の同僚(坂本武)が不当にクビにされたことを知る。正義感が強い彼は社長に直談判に行くが、議論が過熱して思わず社長を突き飛ばし、結局彼までがクビに。子供に自転車を買う約束をしていたが果たせず、しょんぼり帰宅する姿がなんともわびしい。

題名が「東京の合唱<コーラス>」とあるように、合唱の場面がふたつ出てきて、感涙を誘う。もちろん無声映画だから歌声は聞こえてこないのだが、画面をみつめていると耳に聞こえてくるような気がするから不思議だ。(または胸に響く、というべきか)
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| 2004年8月の映画 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
「下妻物語」、「茶の味」
★下妻物語

これまで、「けっこう、いい映画だよ」という評判を知り合いや他の映画系ブログから耳にしていたのだけど、なぜか見に行くが遅れてしまったのが『下妻物語』。いやあ、実際、見てみると、素晴らしい!の一言。脱帽しました。シャッポー!

冒頭のスクーターに乗るヒロインと野菜を積んだトラックとの衝突シーン。ぴゃあっとヒロインが宙に飛んで、キャベツが転がり、ポケットからパチンコ玉がこぼれ出る。その映像の美しさ!もうこれで、いきなり強烈なジョブを浴びてしまったように、映画に引き込まれてしまう。

映画の核は、ヤクザな父親を持つ深田恭子が演じる高校性のニヒルでちょっとセンチメンタルな心理。情緒豊かでビジュアルに凝っていて、しかもシンプルな構成になっているところが好感持てる。土屋アンナ扮する暴走族の凄みのある動きに“美しく青きドナウ”のワルツが重なるなど、非凡な演出にも注目。

コスプレ趣味とスケバン、田舎臭い茨城と都会の代官山、ヤクザな父親と水商売系の母親、などなど、対照的なものを映画の中に共存させて、一編の思春期の物語を創造しているところに感心させられた。おそらく原作が面白いからこそなのだろうけど、ここまで視覚的な面白さと、心に訴えかける切実さとを両立させている日本映画は、そうでてこないのではと思う。いまさらこういうのもなんですが、ぜひ、多くの人に見てほしいなぁ。外国人にも見てほしいなぁ。東京・渋谷の映画館にいけない人にはビデオ化されたら必見の作品だと思う。この映画を見終わった後、フランス語の授業のために原宿にいったら、映画の中のロリータ衣装そのまんまの人が歩いていたので、思わず街中でひとりで噴出してしまった。
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| 2004年8月の映画 | 00:51 | comments(0) | trackbacks(2) |
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