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キューバ映画への旅 「天国の晩餐」
東京フィルムセンターで開催されているキューバ映画祭で、「天国の晩餐」(1978)を見る。革命が勃発して共産主義政権の時代になるが、地主貴族のオロスコ家の人々はもとの鞘にもどると信じて動じる気配がない。召使を雇って優雅に晩餐をとる毎日が続く。とはいえ、このままでは世の中の変化に太刀打ちできないと考えた当主は、策略家の弁護士を婿に迎えたりもする。カメラは屋敷内、庭、玄関、そして門までは見せるが、そこから一歩も外に出ない。にもかかわらず、屋敷内の日常風景を社会の鏡として、キューバの人々の意識の変化を巧みに見せている点にとても感心した。そしてユーモア感覚が素晴らしい。自分たちが経済力だけでなく文化的に優位に立っているという階級意識からついに離れられない貴族たち。こんな一家の存在を許しているところはかなり寛容に見えるキューバだが、月日が立つうちに一家はとうとう没落して、召使たちにも見捨てられる(やっぱりね〜)。自力で生きなくてはならなくなった彼らの姿を映すラストはまさにブラックユーモアの極み。(トマス・グティエレス・アレア監督/112分・カラー)
| 2004年4月の映画 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
「しあわせの法則」
サムとアレックスという若いエリートのカップルがいる。サム医師の卵で、彼の母親は奔放な性格の音楽プロデューサー。一方、アレックスの方は博士論文を準備中で、両親は申し分のない家柄。二人は婚約中だが、サムが病院で研修をすることになり、それが実家から近いことから、ふたりは新居を見つけるまでサムの母親の家に寝泊りすることになる。この家にはレコーディングのためのスタジオがあって、そこにドラッグを吸うミュージッシャンたちが出入する。良家で育ったアレックスはこれまでと違った環境に囲まれ、最初は戸惑うが、やがて影響を受けることになる。
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| 2004年4月の映画 | 09:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
「パーティ☆モンスター」
ドラッグ系の世界は自分に合わないのか。主役の二人、ホームアローン」のマコーレー・カルキンと「オースティン・パワーズ」のセス・グリーンのおしゃべりにほとんど興味が持てなかった。後半に登場するクロエ・セヴィニーで少し救われる。美術や音楽が魅了的というわけでもなく、麻薬にはまった若者たちをじっとみつめ続けなければならない虚しさばかりが残って、後味が悪かった。僕が見てはいけない映画だったらしい。
| 2004年4月の映画 | 01:02 | comments(2) | trackbacks(1) |
映画「盲獣vs一寸法師」
「ねじ式」(浅野忠信主演)を映画化した石井輝男監督による「盲獣vs一寸法師」に友人がちょい役で出演しているというので、土曜日の夜に見に行った。江戸川乱歩のふたつの小説「盲獣」と「一寸法師」とが奇妙に組み合わさっている。塚本晋也が演ずる明智小五郎を見てて、小学生のときに図書館で借りた「少年探偵団」シリーズの印象が甦える。橋本麗香のハーフっぽい顔、リリー・フランキーのぼさっとした顔つきと、そして一寸法師との間の対照が実に妙。なにげない風景にレトロな雰囲気があって、ロケーションの場所選びに苦労しただろうと想像した。また「盲獣」には増村保造監督による映画化作品もあるが、この石井輝男が登場させる盲獣役の平山久能はより怪奇的。グロテスクなシーンにもキッチュな面白さが散りばめてある。いかにも低予算で作ったデジタルビデオ映像で、商業的に成功する作品とは思えないが、映画作りの楽しさが満ちていて鑑賞してよかったと思う。

上映後には、石井輝男監督によるトークショー付きの夜だった。(盲獣が特別出演!)作品HP
| 2004年4月の映画 | 00:35 | comments(3) | trackbacks(0) |
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