CATEGORIES
RECOMMEND
MOBILE
qrcode

<< 映画と音楽と旅 (キューバとブラジルの音楽) | main | 「沖縄日帰り旅行」の夢 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
オペラ記録映画 「ばらの騎士」
日曜日、友人と話していてうっかりし、映画「パッション」の予告編始まるぎりぎりに映画館に駆けつけると、もう満席、次の回でないと見られないとのこと。予想だにしなかった盛況に面食らい、仕方なしに新宿高島屋を時間つぶしに彷徨するはめになった。買い物するつもりがなかったのに、思わず手に取ったのは、HMVで見つけたカラヤン指揮のオペラ「ばらの騎士」(リヒャルト・シュトラウス作曲)DVD版、1984年ザルツブルグ音楽祭の公演とある。3千円ぽっきりでバーゲン中!帰宅後は、モニターをちらちら見つつ音楽を聴きながら、ブログに「パッション」の愚にもつかない感想を書いていた。

このDVDも悪くなかった。最後の愛の2重唱に胸が熱くなり、5回も6回も聞きなおしてしまう。が、ここで紹介しようと思うのは別のカラヤンによる「ばらの騎士」。このDVDから遡ること24年前、1960年に同じくザルツブルグ音楽祭で公演された「ばらの騎士」、名ソプラノ歌手シュワルツコップが元帥夫人役をつとめた記録映画。僕は本棚を引っかきまわして、大事に保存してたチラシ探し出した。これはきっと20年ぐらい前に印刷されたものだ。有楽町マリオンの朝日ホールでの上映で、しかも「日本最終上映」とタイトルの横に赤地に白抜きで書かれている!

このシュワルツコップ主演の「ばらの騎士」を見て、どれだけ感動したことだろう!(年齢がばれるが大学生のときだ)若い愛人を持つ貴族の夫人が、いつか自分も老いること、愛人の心が若い娘へと移りつつあることを見て取って、自分から身を引く。3重唱のあとに舞台から消えるときに元帥夫人の後姿から漂う気品。ああ、20年近くたった今でも、ありありと思い描けるくらい脳裏にしっかり焼きついている。

カラヤン指揮+シュワルツコップは、別録音のLPも持っていて、これのCD(相手役がクリスタ・ルードヴィヒ!)は今でも名盤として売られてる。エリザベート・シュワルツコップは容姿、声質、歌唱力が共にすぐれた稀代のオペラ歌手。またカラヤンが指揮したオペラ公演のほとんどは重厚で伝統的な演出法に従っているが、この舞台もしかり。この「ばらの騎士」1960年公演の記録映画が存在することはまさに奇跡、と自信を持って言える。ああ、また日本で上映される日がくるのだろうか。

最近、ダンスものの映画が流行っているが、あの時代はオペラ映画が流行っていたのかもしれない。このほかに、ジョゼフ・ロージー監督が1979年に制作した「ドン・ジョヴァンニ」(舞台の記録ではなく、本格的なオペラ映画。ロリン。マゼール指揮、パリオペラ座出演)のチラシも見つけた。イングマール・ベルイマン監督「魔笛」(1974)を見たのも、このころ。
それから、発行日の日付がないから確かでないが、1980年代のものらしいドイツ文化センターのプログラムも発見。「ドイツオペラ映画フェスティバル」とある。確かに、この中でカール・ベーム指揮の「コシ・ファン・トゥッテ」(クリスタ・ルードヴィヒ、ヘルマン・プライ、他)をはじめ、以下のものをみた記憶がある。

「魔笛」、「フィデリオ」(ルチア・ポップ、テオ・アダム、他)、「魔弾の射手」(エディット・マティス、ハンス・ゾティン、他)、「ウィンザーの陽気な女房たち」、「さまよえるオランダ人」、「天国と地獄」、「ヴォツェック」

このころ僕は一度も舞台でオペラを見たことがないのに、映画のおかげでこれだけの作品を見られたのだと思うと、いやあ映画って勉強になりますねぇっていいたくなる。
| 2004年5月の映画 | 01:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 01:29 | - | - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://jokigen.jugem.cc/trackback/99
トラックバック