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映画と音楽と旅 (キューバとブラジルの音楽)
島国では生物たちは特異な進化を遂げる、とダーウィンが言ったかどうかは定かじゃないが、キューバという島国に生きる人々が特異であることは誰もが認めるだろう。並外れた音楽感覚、バレーボールや野球を特異とするバネのある肉体。ああ、いつかキューバを旅してみたい!そうずっと前から思っていた。フィルムセンターでの特集上映「キューバ映画への旅」に行ったので、その思いが強くなった。

キューバを舞台にした映画というとヴェンダース監督による「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」が知られている。ローカル・ミュージシャンたちの生き様に焦点をあてた作品だ。ヴェンダースは、アメリカ人のライ・クーダを舵とり役にして、奥深いキューバ音楽を探検する旅を試みる。キューバ国内での撮影だけでなく、ミュージッシャンたちがアメリカに招かれニューヨークのカーネギー・ホールでコンサートを開く場面まである。ヴェンダースに興味のあることしか取り上げていないので、アメリカとキューバの複雑な政治的関係にはふれない。

アテネ・フランセでネルソン・ペレイラ・ドス・サントス監督の特集上映を見たときは、ブラジルにも行ってみたい気がした。この国の音楽を紹介したものとしてミカ・カウリスマキ監督による「モロ・ノ・ブラジル」がある。ミカ・カウリスマキ監督自身が出演して案内役となり、広大なブラジル各地に根付く音楽を伝統的なものからポップまで総括的に紹介しようとしている。こちらは残念ながら「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」ほどの感動を与えない。ブラジルは広大すぎ、音楽も多様。その点で映画にまとまりが欠けている嫌いがあった。

もともとライ・クーダがプロデュースしたCDは、「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」現象と呼ばれるほどの反響を巻き起こした。音楽に詳しい人たちの間では「内容に偏りがある」という批判もあるらしい。そうはいっても、映像作品としてみれば、たとえ偏りがあっても、ヴェンダースが到達した「一期一会」のほうが、カウリスマキが目指した「ブラジル音楽百科辞典」よりも、魅力的だと感じられた。
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| 2004年5月の映画 | 23:14 | comments(3) | trackbacks(0) |
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コメント
「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」映画も音楽も魅力的ですよね、東京でのコンサートの熱気を今でも忘れられません。jokigenさんのHP
| サンタフェ | 2004/05/28 10:57 PM |
「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」東京でのコンサートの熱気が今でも忘れられません〜!あれは楽しかった!
最初はウィリアム・フォーサイス情報を知りたくてjokigenさんのHPに入り、それ以来、毎晩ページを開くのが密やかな楽しみで楽しみで・・。興味あることとリンクしていて、読んでいてとても面白いです。フォーサイスのバレエは7年くらい前に何回か観て、新鮮な衝撃を受けて、それから忘れられないバレエになっています。この間の、世田谷パブリックシアター?でのフォーサイス公演を見逃したのは残念でなりません。東京で7月には、初めてピナバウシュを見に行きます。jokigenさんのドイツ・バレエ観劇旅もいいな〜。

| サンタフェ | 2004/05/28 11:33 PM |
サンタフェさん、コメントありがとうございます。「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」東京公演行ったんですか!?羨ましい限りです。なんやかやと行きそびれてしまって。先日の世田谷でのフォーサイスの公演は、知り合いの話だと、とってもよかったとか。僕も7月のピナ・バウシュの公演楽しみにしてます。
海外でバレエとか見るのも、雰囲気が日本と違っていて楽しいですよ〜♪
| jokigen | 2004/05/29 11:40 AM |
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