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追悼 石井輝男監督特集 『網走番外地 望郷編』&『網走番外地 大雪原の対決』
網走番外地 望郷篇この特集上映の週末のトークショーでリリー・フランキーだったか、杉作J太郎だったががいっていたことを思い出した。「映写技師はいい作品が映画観に回ってくると、お気に入りの場面の1コマをフィルムから鋏で切って自分のものにしてしまうので、いい作品ほど日本各地で上映されているうちに尺が短くなってしまう」
「嘘だぁ」と思っていたが、この日の「網走番外地」シリーズを見ていたら、本当かもと思ってしまった。というのも、ドラマ佳境のいい雰囲気になると、映画がブツっと切れてコマが抜けたような感じがすることが何回もあるのだ。古い映画だからと思うけど、いい雰囲気の場面でブツってくるから、やっぱ名場面だから盗まれたんだなぁと妙に納得。この日の二本立て、『網走番外地 望郷編』と『網走番外地 大雪原の対決』にはそんな名場面が多かった。
『網走番外地 望郷編』(1965)
網走・・・という題名から想像するのと違って、九州の長崎が舞台。しかも、ドラマの背景に瓦屋根の古い町並み、港、フェリー、祭り、神社、酒場、緑に覆われた山並みなどが凝縮されて映し出され、最初は名もない小さな港町だと思った。高倉健と混血の女の子・エミーが並んで腰掛ける丘の背後に有名な「二十六聖人の像」が映らなかったら、そこが長崎だとは気がつかなかったかも。
高倉健が登場する冒頭から冴えている。砂塚秀夫扮するチンピラといきなり斬り合い、その後に仲直りして酒場に行こうとなると、「じゃあ、ちょっと着替えるから」と言った砂塚が急にネクタイにスーツで現れるところ、理屈抜きでおかしい。ああ、おかしいな、そう思っている間もなく、どんどんと物語が展開していくところが、これまた石井監督らしい展開。旭組の組長・嵐寛寿郎が実にカッコイイ。俺たちゃぁ、堅気になるんだと、悪いやくざたちのいじめに耐えるところ、いいなぁ。その後に怒りが爆発する先の流れは読めてる。先がわかっていながら、あの情念と情念とのぶつかり合いに引き込まれるんだよな。、田中邦衛とその一党が祭りの御輿担ぎに加わるところで、子分同士の心理的な隔たりがなくなって一丸となるあたり、泣かせるねぇ〜。いやぁ、いい映画みた!

網走番外地 大雪原の対決「網走番外地 大雪原の対決』(1966年)
「お嬢さん、男ってぇのは・・・夢がないと生きていけねぇ動物なんだよ」北海道の寒さに震える高倉健がストーブに手をかざしながら、まだあどけない大原麗子にこういう。うぅ、渋い!!二本立てで見た「網走番外地 大雪原の対決』は、前半の網走刑務所内の服役場面と、後半の雪原に囲まれた街での決闘シーンが、どちらも痛快で楽しかった。由利徹らがオカマの服役者として登場する前半の、人間味溢れて、ちょっと間が抜けた可笑しさ。後半はほとんど西部劇。油田をめぐる争いだって!?ホステス同士が喧嘩する酒場の奇妙さ。いやぁ、なんであんなこと思いつくんだろうと驚かされるくらい、奇想天外ではありませんか!終盤の対決シーンの面白さは言葉では言い尽くせません。
| 追悼・石井輝男監督特集  | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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