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賈樟柯監督の映画「世界」
ラストで画面が暗転した中で聞こえた、〜私たちって、もう終わったの?いや、おわってない、これからよぉ〜みたいなセリフは聞き覚えたが、・・・・これって、まさか・・・あの日本映画へのオマージュじゃなんかじゃないよね。校庭で自転車を漕いでいるのと、一酸化炭素中毒で横たわっているのとの違いはあるけど・・・いくらオフィス北野がかかわっているとはいえねぇ、まさか・・・・そして、小津の「東京物語」の音楽の奇妙な挿入がなんとも奇異だし、縁側に座った女優たちを捉えるショットの構図とアングルは、ちょっとまあ、あんまりじゃないだろうか?

「プラットフォーム」が大好きで、先日の山形国際ドキュメンタリー映画祭審査委員も務めた賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の新作に期待してたけど、かなりがっくり。力なくとぼとぼと家路についた。なんと無駄な2時間20分か。「君に読む物語」の感想で悪口さんざん書いて、それでもこういう映画に感動する人もいるんだから、けなしちゃいかんと思い、もうつまらない映画の感想は書くまいと決めていたのだけど、・・・あんまりの失望の憂さを晴らすためにちょっとだけ悪態をつくことにした。

若者、というより、若者ではもうなくなって30代に近づきかけている登場人物たち。世界の観光地を再現した北京のテーマパークで働いている。このミニチュアでバーチャルで薄っぺらい世界を背景にして物語が展開するのだけど、その人生の夢や目的のないむなしさを、さらに増幅させる現代音楽のかったるさはまったく好きになれなかった。

これが現代の中国を反映しているだって?確かに携帯電話は普及しているらしい。この映画でも重要な役割を果たしている。都市と地方の差も感じられる。でも、だから?「プラットフォーム」のときの映像のリズムは生き生きしていたのに、「世界」では死んでしまっているよ。なんとも虚しい映画だった。もう一度、新しい映像世界をジャジャンクーに切り開いてほしいなぁ。
| 2005年10月の映画 | 23:18 | comments(0) | trackbacks(1) |
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世界
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| □film-navi〔フィルムナビ〕 | 2005/12/15 3:26 PM |