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le juedi 2 juin パリ滞在7日目
フランス映画 De battre mon ceour s'est arrete...(2004年製作 監督ジャック・オーディアール/出演:ロマン・デュリス、オーレ・アティカ、エマニュエル・ドゥヴォ/UGC GEORGE V)ヤクザまがいの方法で地上げして稼ぐパリの不動産屋の父と息子が人生の岐路に立たされる。父親は若い女と再婚すると言い出し、また、ロシア系マフィアとのトラブルに巻き込まれる。ロマン・デュリス演じる息子トムは人生の行き詰まりを感じて、ピアニストになるという一度捨てた夢に再び賭けたいと思うようになる。最近、上昇気流に乗っているロマン・デュリスが哀愁を帯びた演技を見せて、みどころあり。監督は『リード・マイ・リップス』を撮ったジャック・オーディアール。横浜フランス映画祭2005でも上映とのこと。
 


夜7時半からガルニエ・オペラ座にてピナ・バウシュ振付「オルフェとエウリディス」を鑑賞。グルックのオペラを下敷きに、オペラとダンスを組み合わせた作品。このオペラのこともよく知らなかったが、実際聞いてみると、耳に聞き覚えのある曲やアリアが流れた。古風かつ優雅で、胸にぐっとせまる音楽だ。夕暮れ時の静かな湖面を透かして、水底をのぞき見ているような印象。その闇の中に揺れ動く水草こそがダンサーたちなのだった。
舞台にはダンサーと歌手がひとつの役で同時に立っている。つまり、オルフェ役で踊る上半身裸のダンサーと、その傍らにオルフェ役で歌う黒服のオペラ歌手がいるのだ。同様に、エウリディス役のダンサーと歌手、そしてアムール役も。でも、合唱隊はオーケストラボックスに隠れてた。
ピナ・バウシュ振付のダンスでは、まずミテキ・クドーをはじめとするオペラ座バレエダンサーたちの群舞の美しさに息をのんだ。オルフェ役はカデ・ベラルビ、エウリディス役はエレオノラ・アッパニャート。2003年に入団したばかりのカドリーユ、シャルロット・ランソンがアムール役に抜擢されて登場。オルフェを黄泉の国に誘導するときの可憐なダンスが優雅で愛らしく、うぁ〜っと、びっくりした。
オペラは3幕ものだけど、ピナ・バウシュ版では「喪」、「暴力」、「愛」、そして「死」と4幕で構成している。死して黄泉の国に行ったエゥリディスをオルフェが探しに行くというギリシア神話をそのままグリュックがオペラ化したものだけど、ピナ・バウシュは人間の魂の孤独、癒せない苦しみを深く刻み込ませていた。ヴッパタール・タンツテアターがよく見せるモザイク舞踊劇ではなく、ひとつの物語を静かに語る、ピナ・バウシュ初期の作品がオペラ座のレパートリーになったものらしい。僕としてはせっかくオペラ座バレエ団なのだから、最終幕で、特にエトワール、エレオノラ・アッパニャートにもっとも華麗に踊ってほしかった気もするのだけど。
 

ぜいたくな夕べを過ごしたあと、オペラ座通りをふらふら歩き続け、突き当たりのコメディー・フランセーズ劇場前のCAFE DE LA COMEDIE でワインを飲みソーセージを食した。
 


追記1:上記の作品は日本ではイタリア語式に「オルフェオとエウリディーチェ」と表記するとのこと。VOCというホームページに詳しい解説があった。これを読んで、ピナ・バウシュはあえて最後のエウリディーチェが甦る大団円を取り去って、別離のままの悲壮な幕を降ろさせたことがわかった。
追記2:ダンス関連商品の販売で知られるチャコットのニュースレターに詳しい本公演の紹介・批評がありました。さすが、鋭い批評家の目で書かれてます。ちなみに、私はチャコットでチュチュやトーシューズは買ったことなく、DVDを買って会員登録しただけです。
| Jokigen Goes to Paris パリ2005 | 23:50 | comments(0) | trackbacks(1) |
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| チャコット | 2008/04/01 8:06 AM |