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映画「歌え!ジャニス・ジョプリンのように」
「ニノの空」や「ハリー、見知らぬ友人」のセルジ・ロペスが主役パブロを務めるフランス映画。

保険会社に務めるパブロは金に困り、遺産を相続した従兄弟レオンから金を巻き上げようと一計を案じる。妻ブリジットに歌手ジャニス・ジョプリンの真似、また売れない俳優ワルテルを雇ってジョン・レノンの格好をさせて、レオンの目の前に出現させる。というのも、従兄弟レオンは二人の歌手を熱烈に愛するあまり、彼らがいつか自分を訪ねてくれるという幻想を抱いていたからだ。奇妙な変装は効を奏し、レオンは一旦は騙される。しかし、妻ブリジットはジョプリンになりきって、平凡な主婦の生活に戻れなくなり、やがて夫婦はかみ合わなくなる。...

歌手ジョニス・ジョプリンのファッションスタイルをまねて、ふわふわした羽とカラフルな服を纏った妻ブリジットの姿が美しい。あの姿を見たら誰でも恋に落ちてしまうのでは。“ジョプリン”とは、自由な別世界へ導いてくれる不思議な女性の姿。60年代に活躍したJ・ジョプリンを実際に知っていても知らなくても、大事なことではない。いつのまにか頭のいかれたレオンと同じ幻想を観客が抱いてしまうところが、この映画のミソだ。
この作品のバックステージには、主演女優(マリー・トランティニャン)を核とした濃厚な人間関係があるようだ。監督(サミュエル・ベンシェトリ)とワルテル役俳優(フランソワ・クリュゼ)は彼女の元恋人、また脇役を務めるジャン=ルイ・トランティニャンは彼女の父親。一人の女を愛する男たちが密約を交わして、この映画を撮り上げてしまったのか?!マリー・トラティニャンは、この映画出演したあと、別の恋人に殺されてしまったという。こんな女性のことを“ファム・ファタール”というのだろう。

この作品は、そんな悲しい背景とは裏腹に、心温まるユーモアに溢れてる。派手さはないのに、しみじみと心の染みわたる映画。空に雲が流れるように、そこはかとない夢を与えてくれる。この映画を見て、僕もいつのまにか、ジャニス・ジョプリンに恋してしまった!「歌え!ジャニス・ジョプリンのように」は、まさに恋の詩を映像化した作品だ。
作品HP
| 2004年8月の映画 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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