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映画「誰も知らない」
当時14歳の少年、柳楽君がカンヌ映画祭で主演男優賞をとったことで話題になった是枝裕和監督による作品。

親から見離された4人の子供たち。学校に通わず、アパートの一室に閉じこもっている彼らの心の動きを、カメラは丹念に追いかける。彼らの生活を淡々と見せながら時間が経過していく一方で、俳優たち(子供、母親役のYOU、コンビニの店長など)の演技が前面にくっきり浮き上がって見えるところもある。ドキュメンタリー・タッチなのは出だしだけで、実話に基づいていても、全体的には監督の意図に沿って演出されたフィクション性の強い映画という印象を受けた。
是枝監督の意図とは何だろう?それは、きっと、都会のアパートに暮らしながら、親に見離され、周囲の社会と隔絶した特殊な状況で生きる子供たちを見せるということだろう。とんでもない生活だが、でも普通の子供と変わらない心の動きも見せる。

表情豊かな子供たちを探し出して出演させたことが窺える。主役“明”は最初は責任感のある長男だが、成長と共にエネルギーを持て余して投げやりな態度を取りはじめる。いつも周囲を冷静に見つめていた長女京子は、女性への変化を押さえつけられた反動から、ひきこもった性格に変貌していくように感じられる。そのほか、次男の“茂”や末っ子の“ゆき”など、それぞれの子供の性格がくっきり浮かび上がって見えるところには感心させられた。

ただ、ホームビデオの映像に似た荒さのある室内シーンが多い前半から、情緒的な空気の漂う後半に至り、終わり近くにBGMの歌が流れてきたりすると、う〜んと思ってしまうのだった。なんか、湿っぽい。極限状態に置かれた子供を描いているだから、もっと突き放す距離がほしいものだなぁと。やっぱり、子供特有の愛らしい表情を見せる映画だったのかなぁ。もちろん、それはそれでいい。ただ、作品が描きたかったは、成長を邪魔された子供たちから噴き出そうとする野生の息吹だと想像したのだが、それが感じられるのは長めの上映時間の、ごくわずかな瞬間でしかなかったのが残念だ。作品HP

セイフコ・フィールド前で遊ぶ子供
(文章と写真は関係ありません)
| 2004年8月の映画 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(1) |
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| 大和なでしこ放送局 | 2004/09/01 1:18 PM |