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「ダンス・イン・シネマ」で観たふたつの映画
「ダンス・イン・シネマ」でふたつの作品を見た。ダンスシーンはあるけど、いわゆる“ダンス映画”ではない作品を上映する、フシギーな催し。

『溶岩の家』・・・今年3月のアテネ・フランセでのペドロ・コスタ特集で、すでにこの『溶岩の家』を観たから、これで2回目。前回と同様、ガーボベルデ島(旧ポルトガル領)を颯爽と闊歩する女優イネシュ・デ・メディロシュの姿が魅力的。工事現場での落下事故で昏睡状態に陥っている男(自殺未遂らしい)を、リスボンの病院の看護婦が故郷の島へ送りとどける。小型飛行機が降り立った島には、火山灰が積もる不毛な大地が広がるばかり。彼女は粗末な病院で数日過ごすことになる。迷信に囚われ、意味不明な言葉を発する住民たち。彼らは、ポルトガルに脱出することばかり考えている。渇いた大地と強い日差し。そして、人々の心は混濁している・・・
ヒロインの大きな瞳。その本能に衝き動かされてるような独特の輝き。彼女の振る舞いのぶっきらぼうさが好きで、僕は再び『溶岩の家』を見た。セリフはポルトガル語と現地語が入り混じり、脈絡の欠けた唐突なものが多い。日本語字幕も意味不明な箇所ばかり。島の老人が奏でるバイオリンの音色に似て、映画は滑らかさを欠き、ごつごつしている。そこが、この作品の魅力といえるかもしれない。

『アデュー・フィリピーヌ』・・・ジャック・ロジェ監督によるこの作品は、「ヌーベル・ヴァーグの幻の傑作」という触れ込みだったのだけど、僕は失望してしまった。1960年前後のフランスの風俗が興味深い、という程度。徴兵を控えた若者たちの日々を描く。その果てしなさに辟易させられた。高く評価する人もいるらしい。60年代当時に新しかった手法が、今の観客を感動させるとしたら、それは何なのか?映画において、“決して古びないもの”とは何なのか?ちょっと考えさせられた。
| 2004年8月の映画 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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