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「チャップリン自伝」を読み始める
5月22日の記事にも書いたが、「チャップリン自伝」は読もうと思って未だ読んでいない本のひとつだった。それが、ブログの記事で軽く触れたことがきっかけで、そろそろ読まにゃいかんよなぁ〜、と思い立ったち、ようやく本棚に置かれたままの新潮社の文庫本「チャップリン自伝 上巻」(中野好夫訳)を手にとって読み始めたところ。いざ読み始めてみると、もう手から離せなくなるくらい面白い。

チャールズ・チャップリンといえば、サイレント映画時代からチョビ・ヒゲにダボダボのズボン、ステッキをトレードマークとした喜劇俳優。脚本・監督・主演・作曲・編集を一人で手がけた多彩な人物として知られている。あまりにも多くの伝説に彩られていると、先入観がつい先にたってしまう。それで逆に食わず嫌いになってしまって、彼の自伝になかなか手をだせなかったのだった。
僕にとってチャップリンといえば、小学校1年か2年のときに母親の手に連れられて「黄金狂時代」を見たのが最初の体験。今はなき日比谷の有楽座だったと思う。映画がはねてから、親子で銀座の三越あたりへ買い物にも行った。チャップリンの真似をしてデパートのフロアーをチョコチョコ歩く僕は、かなりゴキゲンな様子だったらしい。その後、母は「街の灯」や「モダンタイムズ」にも連れて行ってくれた。(きっとリバイバルの特集上映だったのだろう。このことには今でも感謝している)「黄金狂時代」でチャップリンが2本のフォークをパンに刺して上げ下げし、バレエダンサーの動きを真似るところがあるが、もうずっと昔なのに、こういう場面がありありと思い出せて、人間の記憶ってつくづく不思議なもんだなぁ、と感動したりする。

僕が本棚の奥に蔵して大事にしているもののひとつに、著者・淀川長治サイン入りの「私のチャップリン」がある。「放浪紳士チャーリー」というチャップリンについてのドキュメンタリー映画が1977年に公開されたとき、中学生の僕は封切日の最初の回で先着何十名かに本がプレゼントされると知って、朝から列をつくった。先頭から10人以内にいたので悠々とゲットできた。映画「放浪紳士チャーリー」で印象に残っているのは、この喜劇俳優が幾たびも結婚と離婚を繰り返したこと。最後に妻として添い遂げたウーナと結婚したときには、ずでにおじいさんという感じで、年寄りのくせにあんな若い女の人と結婚していいのかなぁ、ずるいなぁ、などと思ったものだった。

意外なチャップリンの姿を伝えるものとしては、スペイン出身の映画監督ルイス・ブニュエルの自叙伝「映画、わが自由の幻想」がある。シュールレアリストのブニュエルと喜劇俳優のチャップリンとは妙な取り合わせだが、第二次世界大戦前後のふたりはかなり親交を深めていた。(ふたりとも女好きだったからかもしれない)

たしか「犬の生活」で、腹を空かせたホームレスのチャップリンが他人の家の玄関先に腰掛けて途方に暮れていると、ドアの前に置かれた牛乳瓶の底にわずかに残った白い液体が目に入り、近くにいた犬の尻尾を押し込んでこれを掬い取ろうとする場面がある。これが誇張でないことが、まだ百数十ページしかよんでいない「チャップリン自伝」の極端に貧乏な子供時代の記述から分かる。女優だった母親が精神病院に入れられ、兄のシドニィーとともに劇場へ通って、なんとか子役を手に入れる件が、さっき仕事帰りの地下鉄の中で読んだばかりの箇所だ。ああ、これから数日、舌なめずりして、「チャップリン自伝」を読み進めることになりそうだ。いつか英語の原文で読めるといいのだが。
(和訳を完読してもいないうちに、アマゾンだったら英語版を取り寄せられるのか?などと早くも気を揉んでいる、なんとも愚かな自分であった・・・)
| 気まぐれ読書 | 00:50 | comments(0) | trackbacks(2) |
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