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フランス映画祭2006 3月19日(日曜日)
フランス映画祭パンフレット朝10時に新橋のスタバで知り合いと待ち合わせ、そこからゆりかもめで会場に向かった。昨日の六本木9時集合に較べたら、ゆっくりコーヒーが飲めて楽ちん。
この日はずっとお台場のシネマメディアージュで4本の作品を見続けた。建物には家族連れやカップルでごったがえしていて、ちょっと座って休憩する場所をみつけるのにも苦労した。

優しい女 GENTILLE (超私的評価:★☆)

お気に入りの女優、エマニュエル・ドゥヴォスが主演しているので朝から出かけて観た作品。彼女のキャラはよく発揮されていたし、ハートウォーミングなシーンもあるけど、全体にテンポがのいのでは?最後に、ドゥヴォスのうんこをみることになるとは!予想しなかった。

THEY CAME BACK(邦題『奇跡の朝』) (超私的評価:★★☆)

死者らがある日蘇生して、生者の世界に戻ってくることでひき起こされる人々の戸惑いと不安を描いた作品。
「ふたりの5つの分かれ道」にもでてきた美しい熟女、ジェラルディン・ペラス主演。こういう女優さん、好きなんだよなぁ。彼女が自動車事故死のあとで蘇生した夫と再会して家に連れ戻すシーンでちょっと驚いた。5度も体温が低い男とセックスをしてる!あんなの気持ちいいの?!体を触られて、おもわず「冷たい!」って仰け反るとおもったのに。あ、そこまで愛していたということなんですね。なぜ?どうして?という詮索はしないで楽しむべき。ユニークな着想で死者たちの蘇りを描いた作品だった。

恋は足手まとい UN FIL A LA PATTE (超私的評価:★★)

フランスのベル・エポックに時代設定して、豪華なキャスト陣でつくられたおふざけの多いコメディ映画。率直に言って、なにが可笑しいのか、理解できなかった。シチュエーション・コメディというにはあまりにも設定が単純で、むしろ品のないドタバタ喜劇という感じ。きどってみえる貴族たちの社会のうわべの皮をはぎとって、皮肉っぽく見せている点が、現代フランス人の好みにあうのかな?なんて想像したりも・・・役者としては、口臭がひどいとみんなに嫌がられていたジャック・ボナフェが好きだ。

TROUBLE(超私的評価:★★☆)

Trouble (問題)がタイトル。2役(3役?)で出演するブノワ・マジメル君大活躍。それにしても、変な映画だ。これって一種のサイコ・スリラー映画というんだろう?画面が暗いよ!特に室内シーンがいつも暗くて辟易させられる。一応、物語にオチがあるようだけど、納得がいかないという点では「隠された記憶」以上。観客が怖がらせようという意図が見えすぎているようだ。一卵性双生児についての説明が劇中に出てくる。世の中の現実のふたごの人が見たら・・・ぷっ!って案外笑っちゃうかもしれない。でも、マジメル君の魅力のおかげでけっこう楽しめたことは確か。一言いいたいのは、終盤のクライマックスでマジメル君のファンが何人か入場してきたが、これはいかん!映画はどうでもいいから、上映後に舞台に上がることになっているマジメルを生で観たいですね?そりゃいいですよ。でも、映画を鑑賞している人への迷惑も考えてくれ!途中入場を許した劇場スタッフにも大いなる責任がある。闖入者たちに集中力をそがれて、最後に後味悪く劇場をあとにした僕だった・・・・それにしても、マジメル君兄弟のどっちが生き残ったのかな?
| フランス映画祭2006 | 10:32 | comments(0) | trackbacks(3) |
フランス映画祭2006、3月18日(土曜日)
え?フランス映画祭って、横浜じゃないの?東京のお台場と六本木の2会場でやるって?しかもうすら寒い3月に?あまり行く気しないねぇ・・・なんてほざいていたのに、オープニング、金曜日の夜、そして週末になったら土曜日に3作品、日曜日に4作品と見てしまった。言い訳すると、バイキングが売りのレストランに行って、あれもこれもと食指が伸びるようなものなんだよね。
フランス映画祭2006(お台場会場)
会場では、観客に各作品の面白さの度合いを折り目をつけて投票させるのは用紙を配っていた。山形映画祭のやり方を取り入れたらしい。それと映画祭会場が横浜から東京都内のシネコンに移動したことについての意見を求めるアンケートを配っていた。周囲の日本人やフランス人の会話を盗み聞きした感じでは、「やっぱり横浜のほうがよかったわよねぇ!」という意見が多そうだ。確かに今年の会場には“お祭りしてまっせ!”というワサワサした独特の熱気がない。メディアージュや東宝ヴァージンシネマの会場にいっても、これまでのフランス映画祭らしい雰囲気感じられない。でも、シネコンで同時に複数作品を上映して、より多くの作品を見てもらいたいという主催者の意図もよく分かる気がする。横浜のパシフィコじゃ、一度に一つしか上映できないものね。個人的には映画祭にシネコンを使うのは悪くないと思うが、会場のロビーの飾り付けとかは工夫がなさ過ぎて、どうにかならないものかなぁと思う。ちなみに映画祭プログラムでの代表者の挨拶文の仏語では、今年は「一時的に横浜を離れた」というニュアンスが読み取れた。

普段、映画を点数とかで評価しないほうだけど、映画祭では見てる作品が多いので、ひとつひとつについてごちゃごちゃ書かずに、超私的な印象で評価を星の数で書いてみた。正直いって、個々の作品の質の差が大きすぎる気がした。映画祭のいいところは玉石混淆な作品のリストアップ。先入観なく見て、ある時は面白く、ある時はちょっと退屈というようなことは当然なんだけどね。でも、「この世のすべての美しいもの」みたいな観光宣伝映画まで上映しちゃうのはどうか?とやっぱり思う。
ハウス・ウォーミング TRAVAUX  (超私的評価:★★★) 感想は3月18日の記事  
隠された記憶 CACHE (超私的評価:★★★★)  とりあえずの感想は3月18日の記事

パッセンジャー PASSENGER(超私的評価:★☆)

日本とカナダを舞台とし、カメラマンとしても活躍していたフランスの若手監督による異色の映画。夏木陽介、加瀬亮、金子久美、伊勢谷友介らが出演。恥ずかしいことに、加瀬亮と伊勢谷友介の区別がつかなかった。物語の背景もよくわからない。カメラマン出身の映画監督だから、視覚的に表現しているのかというと、そうでもない。冒頭のドッグレースの荒い加工した映像はいいなと思った。けど、「人間なんて、レースで走らされる犬みたいなもんさ」という全体を貫くテーマがオープニング・クレジットで表現されてしまうのは興ざめじゃないかな?という気もする。モントリオールの女性が裸でベッドでうなだれていたり、美容整形手術を受けたり・・・わかるようなわからないような、いまひとつ判然としない(言い換えれば思わせぶりの)映画だった。
まあ、とはいえ、舞台挨拶でフランソワ・ロトゲール監督が登場して作品の発想の出所を説明してくれたり、金子久美や夏木陽介が挨拶してくれると、とたんに上映された映画に親しみを感じてしまうから不思議なものだなぁと思う。和やかな質疑応答の時間が終わって劇場を後にするころには、「けっこういい作品なんじゃん」と思ったりしてーーー。フランス映画祭って、こういうとのころが楽しい。

オーケストラ・シート ORCHESTRE SEAT(超私的評価:★★★☆)

面白い!涙もこぼれた。田舎から出てきた若い女性(セシル・ド・フランス)を狂言廻し役にして、様々な状況に置かれた登場人物たちの群像劇を巧みに作り上げている。女優ヴァレリー・ルエルシエの演技は特筆に値するもの。こういう作品に出会えると、フランス映画祭っていいなぁとしみじみ思う。監督はダニエル・トンプソン。フランス映画祭に来ていると、女性監督がけっこう多い。ルメルシエは女優でもあり、「パレ・ロワイヤル」の監督もしている。日本でも才能ある女優が監督として活躍してもいいのにと思うだけど、あまり聞かない。桃井かおりとか、松たか子とかが映画監督しても、いいわけじゃないですか。話はそれますが、今回のフランス映画祭主演女優賞はセシル・ド・フランスです。あくまで超・個人的評価。

この世のすべての美しいもの TOUTE LA BAUTE DU MONDE (超私的評価:☆)

30代男女向け純愛路線+バリ島観光プロモーション映画。韓流ドラマのスタイルがフランスにも流入したか?といったら、韓流ドラマファンから怒られる。韓国のTVドラマの方がずっとストーリーに起伏があるものね。だらだら長くて、見続けるのがつらかった。同じ監督の「ミドルエイジ協奏曲」がけっこうよかったので期待してたのだけど、結果は期待はずれだった。
| フランス映画祭2006 | 18:04 | comments(0) | trackbacks(1) |
フランス映画祭2006、始まる
どういう巡り合わせか、運命か、はたまた偶然か、招待客限定のフランス映画祭2006オープニングイベントに行くことができた。これまでフランス映画祭は横浜で6月に行うのが恒例だった。今年は東京の六本木とお台場、それと大阪でも行われている。

フランス映画祭六本木ヒルズ会場3月15日 オープニング・イベント
華麗なるイベント、エレガントな紳士淑女ばかり?と想像していたら、ちょっと段取りの悪い普通のイベントだった。カンヌの赤絨毯の真似してみるみたいだったけど、スタッフの人、手慣れてない感じだったなぁ。招待されてたのに、文句いってすみません。

「ハウス・ウォーミング(travaux)」 主演:キャロル・ブーケ
この映画、去年の5月にパリへ旅行したときに予告編を見てた。その時の印象では、フランチなドタバタ喜劇という感じで、たいして面白そうに思えなかった。実際に見ていると、いや、けっこう面白かったです。シャネルのCMにでたキャロル・ブーケが法廷でダンス踊ったり、警察の取調室ではヒップホップみたいな動き見せたり、存在感のある奮闘ぶり。そして、彼女を囲む他の登場人物たちもそれぞれに魅力的。インテリで、いかにも“おフランス”なキャロル・ブーケと移民系の人々がアパートの改装工事の現場で入り乱れて、エネルギッシュな雰囲気を醸し出していた。
この映画がフランスで公開されたのは、確かEU憲法の是非を問う国民選挙がフランスで行われたころだったと思う。NOが多数を占めてEU統合化の道が否定された理由として、移民系労働者が増えてフランス人の仕事が奪われるのではという危惧も働いたと、どこかの新聞に書いてあったと記憶している。この映画は、雑多な移民たちが硬直化したフランスに活気を吹き込む様子を寓話的に見せているとも解釈できるし、その点について、監督に誰か質問してくれないかなと思った。でも、監督は来日せず、上映後の質疑応答も行われなかった。ちょっと寂しい。

3月17日 「隠された記憶」 監督:ミヒャエル・ハネケ/出演:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエット・ビノシュ

115分という上映時間の間、1シーン、1シーンにどきどきしながら見ていた。
この作品を紹介する紹介文は、「ラストシーンに秘密が隠されている」と観客に示唆しているようだ。また鑑賞後のアンケートにも、「ラストに隠された秘密に気がつきましたか?」というような質問があった。で、一緒にみた友人と「秘密って何だろうね?」という会話が自然に起こるのだが・・・
僕の意見といえば「秘密、秘密って、いうけど、秘密なんかないだろうよ。ありゃ見ての通りさ。不可解は不可解なまま受け入れろってこと、じゃない?ラストシーンに隠された秘密を強調するのは、この映画を多くの人の話題にのせるための配給会社の手口に違いないね」
「じゃあ、誰がビデオを撮影したのかな?」という疑問については、僕の説は念力による撮影、つまり“念写”だと思う。問題は誰の念力か?まず、過去の出来事について良心の疼きを感じていたダニエル・オートゥイユはもちろんだ。しかし、息子や妻など、幼なじみやその息子など、複数の人の念力も絡み合っているかもしれない。「あれは夢でした」ではがっかりなので、僕は”念写”説を唱える。まあ、念力がビデオカセットを送り届けるというのも変なんだけどね。

ところで息子が車の中で父親に「お父さん、どうしてこんな葉書を学校に送ったの?」と尋ねる台詞は気になった。なぜ、息子は父親が送ったと思ったのか?そういう気になるシーンはこの映画にけっこうある。後でまたゆっくり考えることにしよう。明日、土曜日も朝からフランス映画祭に行こうと思っているので早寝しなくちゃ!と思ったら、もう1時20分だ!
| フランス映画祭2006 | 00:50 | comments(2) | trackbacks(0) |
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