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「セクシー地帯」&「女体桟橋」
池袋新文芸座での追悼・石井輝男監督特集(10月29日〜11月11日)

「セクシー地帯」(1961年)
監督・脚本:石井輝男
出演:吉田輝男、三原葉子、三条魔子、池内淳子、他

ごく平凡な男が知らない間に犯罪に巻き込まれ、闇売春の斡旋を行う組織を相手に奮闘してしまう。きっかけは結婚の約束までしていた恋人が重役相手に売春していた(!)。しかも、それをつゆも知らなかった(!)主人公(吉田輝男)の間の抜けた感じがいい。銀座の街角で女スリ(三原葉子)と出会い、彼女が導き手になって、犯罪の全貌を知るという展開。茶目っ気があって色っぽいグラマラス女優の三原葉子がいいなぁ。絵画デッサンを表向きにしたヌードショー&デートクラブで、「私、バスト99」なんていってたけど、本当?脚本も手掛けた石井輝男の世界がキワモノでもギリギリ羽目を外さずにサスペンス映画として成り立っている新東宝時代の作品。

「女体桟橋」(1958年)
監督:石井輝男
出演:宇津井健、三原葉子、天地茂、他
派手なダンスで華やいだ銀座のキャバレー、妙に熱気のある下着&水着のファッション・ショー、カジノや高級ホテルなど、とても華やかな印象を与えるシーンが続く。実際にはそれほどお金かけてないんだろけど、さすが上手い見せ方。宇津井健と三原葉子の二人が向かい合うシーンがとてもクラシックな感じがして、まるで一昔前のサイレント映画を見ているようだった。一方で銀座のネオンサインの裏側に隠された売春をテーマにするという、世相を反映したエロ路線でもあり、実に妙な映画だなぁと思う。三原葉子が「坊や」と呼ぶ、童顔だけど老けてもいるピアニストの存在も奇妙。
統一感がとれていないようで、ちゃんと爽やかなラストで締めくくって、一本の娯楽作品に仕上がっている。
| 追悼・石井輝男監督特集  | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
追悼 石井輝男監督特集 『網走番外地 望郷編』&『網走番外地 大雪原の対決』
網走番外地 望郷篇この特集上映の週末のトークショーでリリー・フランキーだったか、杉作J太郎だったががいっていたことを思い出した。「映写技師はいい作品が映画観に回ってくると、お気に入りの場面の1コマをフィルムから鋏で切って自分のものにしてしまうので、いい作品ほど日本各地で上映されているうちに尺が短くなってしまう」
「嘘だぁ」と思っていたが、この日の「網走番外地」シリーズを見ていたら、本当かもと思ってしまった。というのも、ドラマ佳境のいい雰囲気になると、映画がブツっと切れてコマが抜けたような感じがすることが何回もあるのだ。古い映画だからと思うけど、いい雰囲気の場面でブツってくるから、やっぱ名場面だから盗まれたんだなぁと妙に納得。この日の二本立て、『網走番外地 望郷編』と『網走番外地 大雪原の対決』にはそんな名場面が多かった。
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| 追悼・石井輝男監督特集  | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
追悼 石井輝男監督特集 『ポルノ時代劇 忘八武士道』&『直撃地獄拳 大逆転』
JR池袋駅東口徒歩3分の新文芸座久しぶりに池袋に行ってきた。JRの駅降りた途端に、あたりは池袋の臭い。朝コーヒー飲み過ぎで膀胱が破裂しそうなくらい溜まってたから駅構内のトイレに駆け込んだら、隣でオッサンが小便しながらエロ漫画見てる。便器の前で背筋の伸ばして立ってシャーシャーしながら両手で漫画を一心不乱にめくってる姿を見て、僕は感動。あのぉ、もう一歩前へ出た方がトイレを汚さなくていいんですけど・・・と思ったが、こういうのがまた懐かしい池袋っぽさだと、妙な感慨に浸った。

秋晴れの土曜に池袋に行ったのは、新文芸座で「追悼 石井輝男監督特集」をやってたから。しかも、この日は1時から『東京タワー』の著者リリー・フランキーと杉作J太郎のトークショーがあるという。いっちょ早起きして!と11時過ぎについたら、もう立ち見だった。たくさんの観客が9時45分の回から来ているらしい。みなさん、すごい!仕方なく、立ち見で『ポルノ時代劇 忘八武士道』。その後に座ってトークショーを聞き、『直撃地獄拳 大逆転』を落ち着いて見れた。
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| 追悼・石井輝男監督特集  | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
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