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「乱れる」〜成瀬巳喜男特集
「乱れる」(1964年)監督:成瀬巳喜男、 脚本:松山善三、主演:高峰秀子、加山雄三、草笛光子、浜美枝、他

夫に戦争で先立たれた後も嫁入り先の酒屋を支えてきたヒロインの未亡人(高峰秀子)と、彼女を慕う義理の弟(加山雄三)。時流の変化に押されて酒屋を会社組織のスーパーに変えようとする一家が、ヒロインを厄介者のように扱って再婚をすすめるのに腹を立てる義理の弟は、ついに胸に秘めていた想いを彼女に告白するが・・

酒屋で働く寡婦の高峰秀子はずっと地味だった。30代後半という設定なら、もっと色っぽさがあってもいいのに。そう思ってたら、実家に戻ると決意して列車に乗ると、うっすらと化粧して急に女らしさが浮き上がってくる。途中まで送るといって同車した加山雄三と目線を交わしているうちに、一人の女と一人の男として徐々に向かい合うようになる。ここらはやっぱりすごい演出。二人が途中下車したときの、あの駅前の風景の寂しさ。ああ、世間に許されなくても、二人は自然と寄り添いあってしまうのが自然に納得できる。(加山雄三はこの列車場面の撮影のとき、あっちこっちの座席に移動させられ、あっちみろ、こっちのほうを見つめろ、などといわれて、バラバラに演技させられたので、どんな風に進行しているのかわけがわからないまま演技していたんだとか・・・)

さすがに銀山温泉の屋外はロケだろうけど、入り組んだ温泉旅館の中はセットなんでしょ。あの階段を駆け下りるシーンのすごさ。シネマスコープの画面を高峰秀子が疾走して、最後に髪の乱れた顔のクローズアップで終わるところ。まさに、「乱れる」って題名通り、見てるこちらの気持ちもかき乱されるような、力の籠もったラストだった。
| 生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男 | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
「銀座化粧」〜成瀬よ、またありがとう〜
蕎麦でも食おうかと東銀座の歌舞伎座裏を友人と歩いていた。ここらに老舗があったような気がしたので・・・

でも、日曜日の午後3時ごろ、人通りもなくひっそりとしていた。そこでランチはマガジンハウス向かいの小諸そば。ここは珍しく座って食べられる。コストパフォーマンス大変よし。
店を出てから、京橋方面に向かって裏通りをジグザグに進む。銀座のはずれだから、オフィス街かと思いきや、家屋や商店、小さな公園などがある。けっこう生活の臭いがしていると感心してた。

そして、京橋のフィルムセンターでこの日は成瀬巳喜男の1951年作「銀座化粧」を見た。

成瀬映画を見てまた、泣いた。

僕がついいま歩いてきた銀座。新橋演舞場や東銀座。今はない川の風景。田中絹代が歩く晴海通りの、今シネ・パトスが地下にあるあたりに橋が架かっている!。1951年はまだGHQがいた頃。木挽町とか三十三間堀とかいう地名はここらかい?

でも、泣いたのは懐かしいからではなく、そこに生きる人間の息づかいが伝わってきたから。絶妙な間で交わされる会話。ぼんぼんのような田中春男や、スケベオヤジの東野栄治郎。いいなぁ。そして香川京子と堀雄二との出会いへと自然に運ぶ。殺伐とした世相、人間の哀感、せつなくも滑稽な人情劇。

胸の中にとてもほかほかと温かいものを感じながら、映画館を出て、銀座の繁華街へと向かった。
| 生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男 | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
これまでにみた成瀬特集
かなりほったらかしのjugemのブログ。

とりあえず、これまで見たフィルムセンター、成瀬特集の作品リスト。

石中先生行状記(50)
 第1話であまりに“のほほん”しているので、どうなるかと思ったが、次第に引き込まれた。第2話のセットの精巧さ!そして、3話の三船敏郎と若山セツコの取り合わせ、よかった。

杏っ子(58)
 しょうもない話だよ〜と友人から聞かされた通り、ほんとうにしょうもない。あんな男(木村功)となんで早く別れないんだよ!そう思いながら、登場人物に実在感があって、これまた引き込まれた。想い悩む妻(香川京子)にとって、所詮は父(山村聰)が最高の男性で、あとの男は同じようなもの。こんな夫でも結婚したからには一緒にいるしかないという諦めが感じられた。

秋立ちぬ(60)
 田舎から東京に母とでてきた少年が主人公。しかし、成瀬らしい寂しさ、わびしさに満ちている。以前は、厭世的だと思ったけど、人生の哀しさって、こんなものなんだよね。

この特集、NHK-BSでの放映と同時進行している。これまで録画してみたものは、晩菊(54)、山の音(54)。やはり劇場でみるほうが強く印象に残るもの。10月はもっとがんばって、フィルムセンターに通おうと思う。
| 生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男 | 11:22 | comments(1) | trackbacks(0) |
生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男
実は8月20日(土)の成瀬巳喜男シンポジウム、激混みで見られなかった。やっぱり、朝の回からみてなくちゃいけなかったんだね。

とりあえず、これまで見た作品リスト。

8月21日(日) 限りなき舗道

8月23日(火)噂の娘 / 雪崩

8月24日(水)朝の並木道

8月26日(金)まごころ

8月27日(土)旅役者

8月28日(日)芝居道

この中でいちばんうれしかったのは『まごころ』が見られたこと。やったぁと、金脈を探り当てたような喜び。これぞ、隠れた傑作じゃないか!
| 生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男 | 00:14 | comments(2) | trackbacks(0) |
成瀬特集
仕事でウェッブが占める重要性がまして、最近、職場でパソコンをにらみ続ける日々が続いている。ウェッブ製作会社のひとからみたら、まだ大したことないかもしれないけど、自分としてはかなり肩も目も頭も疲れて、自宅にかえってブログに記事を投稿する気になれない。実はいろんな映画をみてるんだけどね〜。特にハリウッド映画は見ているわりに、感想を書く気に最近なれない。う〜ん、なんか映画が「商品」として見えてくるんで・・・・☆の数とか点数とかつけて優劣を判じるための映画じゃなくて、心に残るものがほしいよなぁ。

今日、8月20日土曜日から、京橋のフィルムセンターで「映画監督 成?巳喜男」の特集がはじまる。もう、これに通うしかない!!

というわけで、このブログは最近、日本映画専門になってしまったようだ。これでいいのかな〜??

関係ないけど、最近読んでいるリリー・フランキーの「東京タワー」も、なんか昔の日本映画をみているような、懐かしい気がしてくる本だ。
| 生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男 | 11:38 | comments(2) | trackbacks(0) |
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