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フランス映画祭 横浜2005
「マリスコス・ビーチ(CRUSTACES ET COQUILLAGES)」のポスター6月18日・19日と週末二日間かけて、今年の横浜フランス映画祭で以下の作品がみられた。去年は所用で2本しか見にいけなかったが、ことしは8本見られて幸せ。毎年6月に開催されている横浜フランス映画祭では、映画を堪能できるほか、充実した週末で、映画を通じて仲のいい友人にとも会えるので、いつも楽しみにしている。

お祭りごとには華やかさが欠かせないので、ゲストでそれほど有名な俳優が来日していなかったのは残念。予定に入っていたロマン・デュリスの来日が取りやめになったのは痛手。個人的にはヴァレリア・ブルーニ=テデスキの来日を渇望していたのですが。または、自分の見た映画には出ていなかったけど、デヴォちゃん(エマニュエル・ドゥヴォス)も生で見たかったなぁ。
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| 2005年6月の映画 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(1) |
再び「ダーウィンの悪夢」に関連して
題名:Darwin's Nightmare (ダーウィンの悪夢)
作者:Hubert Sauper(ヒューバート・ザウパー)
ウェッブサイト:http://www.hubertsauper.com/

出身:オーストラリア
学歴:ウィーン(パフォーミング・アート大学)とパリ(パリ第七大学)で映画を学ぶ
フィルモグラフィー:DARWIN'S NIGHTMARE(2004)、ALONE WITH OUR STORIES(2000)、 KISANGANI DIARY(1998)、他

イギリス、アメリカ、イタリアなどを遍歴して、現在フランス在住10年ということ。

また、ヴィクトリア湖に大量発生した外来種ナイルバーチについては、以下のようなサイトに触れられていました。
ビクトリア湖の悲劇、ナイルバーチ
外来種問題
タンザニア・ニエゲジ版さつま揚げを定着させたい
上記のHPは、ナイルバーチが輸出用に加工処理されるとき、白身以外の捨てられる残りの部分でさつま揚げを作って地元の人も食べられるようにという試みについて書かれたもの。

正直言えば、この「ダーウィンの悪夢」を見てて胸が締め付けられたのは、展開が予想できた環境問題の提議よりも、思いもかけなかったタンザニアの人々が送る日々を描写した部分だった。僅かな食べ物を殴りあいをしてまで取り合うホームレスの子供たち。寂しげな笑顔を浮かべる娼婦たち。漁業試験場の夜間警備をするガードマン。このガードマンの装備はなんと原始的な弓と槍。「槍の先端に毒が塗ってあって、人が殺せるよ。戦争がまた始まればいいね。怖くないよ。銃で殺し合いもするよ。戦争があったほうが仕事があっていいね」などと恐ろしい事を平気でいう。
貨物会社に働くロシア人たちや魚の処理工場のマネージャーへのインタビューも面白い。なぜ、魚が民衆の口に入らないのか?多量に輸出して得た利益はどこに行くのか?アフリカ人社会の様々な側面が浮かびあがり、興味が尽きない。
そして、ヒューバート・ザウパーのビデオカメラは、まさに悪夢のような現地の食料事情を冷徹に捉える。一方、もうひとつの問題、貨物飛行機が武器を運んでいるのは?という疑惑に突き進んでいく。もしダーウィンが現代に生きていてこの状況を見たら、確かに「これは悪夢だ」というに違いない。
| 2005年6月の映画 | 15:55 | comments(0) | trackbacks(1) |
ドキュメンタリー「阿賀の記憶」
見るんだったら、前作「阿賀に生きる」を見直さなくちゃだめ。そう友人に言われていたっけ。でも無視して「阿賀の記憶」だけを見に行った。だって映画館は東中野という都内のはずれにあるし、週末はいろいろ用事が立て込んでいるから、許して。

ドキュメンタリー映画・・なハズだが、見ていると別のジャンルのような気がしてきた。前に見た別の映画の記憶が呼び起こされる。ある意味で、シネフィル(またの名を映画中毒者)向きドキュメンタリーかも。日本の田舎の典型的な風景をみながら、ロシアの平原を疾走しながら撮影したソクーロフとか、自宅をセットにして女優がひそひそ話する光景だけで映画をつくったデュラスとか、多民族がパズルのように入り組む中東を横移動撮影したギタイとか。

「阿賀の記憶」を風土の記録としてだけでなく、映画的な記憶の保存場所して楽しんだ。でも、いわゆるシネフィルでもないひとが、この「阿賀の記憶」を見て面白いと思うか?それは想像がつかないなぁ。そういう人がいたら、お話ししてみたいものだ。
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| 2005年6月の映画 | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ダーウィンの悪夢」の題名の由来はこれでした
フランスへの旅行でいろいろ映画を見たが、帰国して10日以上たつ今でも気になるのはやはり「ダーウィンの悪夢」のこと(5月28日の記事)。このドキュメンタリーを撮った映画作家が題名の中で進化論を唱えたダーウィンを持ち出しているのは、エチオピアがホモ・サピエンス発祥の地と呼ばれること、「アフリカは人類の揺籃の地」といわれることと関係づけていることは容易に想像がつく。撮影場所になっているヴィクトリア湖はアフリカ最大の湖でナイル川の源流らしい。

ネットで調べてみると、やはりちゃん典拠があるんだとわかった。
ダーウィンの箱庭・ヴィクトリア湖」ティス ゴールドシュミット (著)
驚異的なスピードで進化するアフリカ・ヴィクトリア湖の熱帯魚,シクリッドの進化の秘密をめぐる物語
1万2500年前には干上がっていたことが分かっている東アフリカのヴィクトリア湖には,最大時で500種のシクリッド類(現地名はフル)という熱帯魚が生息していた。DNA分析によって1つの種から分化したことが明らかであり,おおよそ25年以内に1種類の割合で新種が生まれてきたことになる。ダーウィンが唱えた自然選択による進化の現場が実際にこの目で見られるかもしれない場所なのだ。(アマゾンの紹介文より抜粋)
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| 2005年6月の映画 | 18:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
フランソワ・オゾン 5x2 (ふたりの5つの分かれ路)
離婚書に署名したあとにホテルで体を重ねあう元夫婦マリオンとジル。行為を途中で止めたくなったマリオンを、欲望を抑えられなくなったジルが、レイプ同然に犯す。枕に押し付けられ顔を上げるマリオンの目から、すっと涙が一筋こぼれる・・・。あまりに赤裸々な場面で見せたヴァレリア=ブルーニ・テデスキの演技が凄かった。

「5x2」は、ある男女が出会って結婚し、子供が生まれるが、やがて二人の間にずれが生じて、離婚に至るまでを、5つの章に分けて描き、それを逆の順序に並べてみせるという、フランソワ・オゾンの新作。その流れは、1.家庭裁判所での離婚調停とホテルでのセックス ← 2.家庭でのすれ違い ← 3.子供の出産 ← 4.結婚式 ← 5.二人の出会い。

ヴァレリア=ブルーニ・テデスキとステファン・フレイス。様々な状況で二人が交わす目線の変化を濃やかに捉えた映像がいい。二人の表情に浮かんで消える、愛情、情欲、猜疑、疑り、反発など。物語の中で起こる出来事はむしろ日常的で、離婚率の高いフランスでは珍しいことでないかもしれない。一つ一つの章の物語は時系列に沿ったシンプルな内容で、それを逆の順序に並べるというのもそれほど珍しい手法ではないかも。いいなあと思わせるのは、情念の輝きが主役のテデスキの瞳の奥から放たれる瞬間。映像の雰囲気がそこで繊細に変わり、まるで、転調が起こってあるメロディーが別のメロディーに移行していくような印象。男と女は出会い、セックスし、そして別れる。その決まり切った流れが優雅な輪舞曲のように展開している。やはり、オゾンはいいなぁと思った。
5x2 は、まえから見たいと思っていた作品だけど、パリではタイミングを逸していた。結局、最後の日にDVDを買って、帰国してから見ることになった。でも、近々、日本でも公開予定ということを知って、なんだ焦ることなかったかと、がっくり。チラシで見たら日本題名は、「ふたりの5つの分かれ路」だった。
(これまでのオゾン作品の感想 スイミング・プール
| 2005年6月の映画 | 22:23 | comments(2) | trackbacks(0) |
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